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インドのセクハラガイドと戦った話② 現地ガイドを雇うときの教訓を得たよ【ベナレス】

旅した期間:2013/2/5~2/9

前回の記事インドのセクハラガイドと戦った話①【ベナレス&サールナート】 では、一日ツアーの現地ガイドがセクハラくそ野郎だったという話をしました。今回はその続きです。

ベナレス最大の見どころ アールティ

ベナレスヒンドゥー大学でのガイドの行為にハラワタ煮えくり返りながらも、専用車でガイドと共にホテルへ戻りました。ツアーの計画では、ホテルで休んだ後にまたガイドと運転手が迎えに来てガンジス川に行くことになっていました。

日没後の毎晩、ガンジス河岸(ガート)にて、聖なる河ガンジスへ祈りを捧げるアールティという儀式が行われるからです。インド中のヒンドゥー信者と、世界中の観光客がその儀式を見るために集まります。


▲アールティ 陸からもガンジス河に浮かべたボートからも見物客がいっぱい

(アールティは絶対見たいけど、あのセクハラガイドとまた二人きりになるの嫌だなぁ(-“-)でもツアーキャンセルして夜に一人で歩くの怖いし、帰りはもっと怖いし。人が大勢いるところから離れないようにすれば、ガイドも何もできんやろ)と色々悩んだ結果、予定通りアールティに連れて行ってもらうことに。

ホテルに迎えに来た運転手さんとガイドと車に乗り込み、アールティの行われる場所へ向かいました。到着後、「じゃあ〇〇時にここに迎えに来るから」と言われ一次解散。私はてっきり、ガイドが付いて儀式会場を回るのかと思っていたのでめちゃくちゃ嬉しかった(笑

▲アールティの僧侶は選ばれし猛者であり全員イケメン。

ガイドと離れたことに心躍り、ハイテンションでアールティを見学しました。そのうちガイドのことなどすっかり忘れ、目の前で繰り広げられる光景にくぎ付けになる私。この儀式が本当に素晴らしいんです。異国の歌と音楽、聖なる河に無数に浮かぶボート、ボートやガートで熱心に祈りを捧げる人々、僧侶のかざした火に照らされる寺院など…その、華やかで神秘的で荘厳な景色は、きっと誰しも忘れられない経験になります。

▲信仰に花は欠かせない

▲華やかな儀式の一方で物乞いも…

汚くて美しい町ベナレス。そのベナレスの象徴でもあるアールティは、観光化されているとはいえ、インドの、生も死も富も貧困も信仰も人間の欲も不衛生さも風景の美しさも全部ごちゃまぜになった混沌とした空気を感じることができました。

アールティが終わり、ガイドと合流し車で再びホテルまで戻ります。アールティがあまりに素晴らしくて夢見心地だった私ですが、ホテルで現実に帰ることになるとは…

戦え!戦え!戦え!


▲昼のガート

ホテルに到着すると、ロビーにて今日一日のツアー代金の清算がありました。事前に聞いていた代金を現金で払おうとしたところ、提示されたのは本来の代金+2000~3000円(6年前なので記憶は曖昧ですが)でした。

え、間違いでしょ?と思い、事前に聞いてメモしていたツアーの値段を見せて慣れない英語で伝えました。するとガイドの言い分は、「アールティに連れて行ったぶん、追加料金がかかる」とのこと。

ここで私は頭にカーッと血が上り、「いやいやアールティはツアー代金に含まれて、別途払う必要ないって言ったじゃん!」と日本語でまくし立てた後、電子辞書を駆使して追加料金は絶対払わないと英語で主張しました。「追加料金かかるなら事前に言ってよ!」、「追加料金払ったら日本に帰れなくなるんだよっ!」、「アールティ行くときはガンジス河とホテル往復しただけなのに何でそんなに高いんだよっ!」などなど、思いつく英単語を駆使して怒りまくりました。戦わなければ勝てない…!!

セクハラとか土産物屋のしつこい勧誘とかが頭に浮かんでヒートアップする私。相手が怯んだところで、「ガイドさんは良い人だと思ってたのに(思ってないけど)高額請求されて悲しい」と泣いたふりもしました。「I’m sad.」を連発。

すると、弱冠焦り始めたガイドが一言。
Do you like peanuts?
ポケットに直に入っていた落花生を取り出し私に差し出しました。
い・ら・ね・え・よ

ポケットの中が落花生のカスでボロボロになっているのを想像すると笑えましたが、そんなことでは騙されない!

…というやり取りをしていると、ホテルの外で待ちくたびれた運転手さんが来てガイドに「早くしろよ」と文句を言い始めました。結局、ガイドが「わかった追加料金はもらわない。でもこのままだと会社(ガイドの兄)に怒られるから追加料金分は俺が建て替えてあげる」という旨のことを話し折れたため、無事に正規料金のみを支払うことになりました。「建て替えてあげる」って何やねん?と思いましたが、もうガイドと離れたいのでそのままサヨナラしました。

英語が堪能で旅慣れている人なら、理不尽な目に合ったとしてもこの位できるでしょう。ですが普段あんまり怒らない私にとっては、すごくエネルギーを消耗した出来事でした。私の中の思い出のインド=このガイド ですもん。

海外で現地ガイドさんを雇うときの教訓


▲昼時のガンジス河

当時の私は自己主張が控えめな性格だったので、よく異国の地のガイドに対抗できたなぁと思います。ただ、よくよく振り返ってみると、反省点も多々あるのでした。

①現地ツアーの値段交渉は、双方納得できるまでしつこく行うこと。
奥手だろうが英語が苦手だろうが、しっかり行うことでトラブルから自分の身を守れます。

②セクハラなど、ガイドに不信感を持ったらすぐ旅行会社に通報すること。
そもそもベナレスヒンドゥー大学でセクハラを受けた時点で、ツアーを中止するべきでした。もっとひどいセクハラがあった可能性もあります。

今思うと、私の英語が不慣れなせいで値段交渉の意思疎通ができなかったのでは…という疑念も無くはないですが、それでもセクハラ許す道理は無いのです。


▲ガンジス河のカバン持ちすぎカバン売りおじさん

最後に言いたいのは、インド人は悪い輩もたくさんいますが、とっっても親切な人たちもたくさんいるということです。私は、このセクハラガイドと別れた後アグラ行きの夜行列車に乗りましたが、同じ車両のインド人たちと夜通しおしゃべりする位仲良くなりました。旅するときはオープンマインドを心がけつつも、理不尽なことには怒ること、人を疑うことも大事だと改めて感じたインド旅行でした。

オワリ

ABOUT ME
こばと
こばと
ひとり旅歴15年超の30代シングル。国内が多め。 会社員人生を降り、短期の労働で旅資金を貯め、長期の旅行に出ています。旅行自体もひとりで行くが、人生の迷路をさまよい歩いている30代なので、人生自体がひとり旅だと思っている。 働くのが嫌い。旅先での自然さんぽと街歩きが好き。猫への愛がすごい。

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