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【利尻島】島の夕焼けを独り占めしたい方へ。夕日の絶景穴場スポット3選【北海道】

滞在した期間:2019/6~9

管理人はリゾートバイトのため、北の果ての離島・利尻島に3か月間滞在しました。そこで島から眺める空の雄大さに心射抜かれ、夕日を追い求め、せっせと鑑賞スポットへ通っていました。

特にひとり旅なら、夕日はだれにも邪魔されずに堪能したいもの。今回は、メジャーな夕日スポットではなく、管理人が個人的におススメしたい、人気(ひとけ)が少なく静かに鑑賞できる穴場スポットを案内します。

※すべて住宅地なので、節度を持って楽しみましょう。地元の方がいたら挨拶もお忘れなく。

☟利尻島のメジャーな夕日スポットの紹介&訪問感想はこちら☟

朝焼けも◎ 野塚の船着き場

鴛泊野塚地区。旅館雲丹御殿、野塚展望台がある住宅地のエリアです。鴛泊のフェリーターミナルから、繁華街とは反対方向へ進み、車で10分程度です。

ここは漁師さんの船着き場がいくつか点在しています。道路沿いに、海へ降りる坂がいくつかあるので、車は道路に停めさせてもらい、ちょっとだけお邪魔します。(民家の邪魔にならない位置に停めましょう)ちなみに地元の方もよく路駐しています(笑。

☝こんな感じで、海ギリギリまで降りられるようになっています。岩をつたって、さらに海岸の奥まで行くこともできます(波にさらわれないように!

船着き場や海岸の岩の上に降りてみると、水平線に近い目線で夕日を眺めることができます。そこから見る夕日は見事のひとこと。

▲2019/7月上旬上旬撮影。この日は水平線に沿うように雲が出ていたので、雲の向こうに陽が沈む。海面に移る太陽と岩のシルエットが美しい。

西側の海を見渡すと、遠くにペシ岬が見えます。また雲が出ていなければ、横長の礼文島のシルエットが見えます。

ここの魅力は、水平線に近い目線で太陽を拝めることと、周りに一切人がいないことです。観光客はもちろん、地元の漁師さんもこの時間はもう漁が終了しているためです。夕日を眺めながら、ひとり大熱唱しても誰も聞いていない。ひとりカラオケ状態です。天然カラオケ。地球カラオケ。

野塚地区には船着き場が4つほどあり、どこで見ても綺麗な夕日が拝めますが、管理人のおすすめの場所はここ☟野塚展望台を過ぎ、バス停「野塚」を過ぎると、道路の左側に黄色い小屋があります。

この小屋を過ぎると、左側に間もなく海岸線に降りる坂があります。

坂を降りると、船着き場と岩場、石垣があるので好きなところに座り込んで鑑賞しましょう。ちなみにこの場所、島の東側に位置しており、朝焼けを見るのにも最適です。稚内などの北北海道の陸と、水平線から昇る太陽が素晴らしいです。

アクセス(鴛泊フェリーターミナルより)

車で約10分(駐車場なし、路駐)
徒歩で約1時間
バスで約10分、バス停「野塚」下車まもなく

トンネルの向こうは…ペシ岬の麓

観光名所・ペシ岬のふもとに、だしの専門店『りせん』があります。ガイドブックによく載っているお店です。りせんの脇に、いい雰囲気の小さなトンネルがあります。


このトンネルの向こう側から、オレンジ色の淡い光が差しているのが見え…

トンネルの出口から見える、濃いオレンジ色。その光から呼ばれているかのように、吸寄せられていきます。『千と千尋の神隠し』の千尋になったみたいに。トンネルの向こうには何があるんだろう?抜けると…

▲2019/8月下旬撮影

夕日に照らされ、淡く染まる昆布が。小さな漁場と昆布干し場がありました。周りには、おそらく漁師さんの家と作業場の古い小屋がぽつんとあり、漁船や浮き球、小屋の窓が光を反射してキラキラしていました。哀愁が漂っていて、美しい。観光名所(ペシ岬)のすぐ下に、当たり前だけど地元の人の営みがあるんだなぁと感じます。たったそれだけのことなのに、勝手に感傷的になる管理人…。

利尻島の昆布干しは7~8月の晴天の日しか行われず、また日が沈む前に取り込むことが多いので、この時間・ここで昆布を見られたのはラッキーでした。ただ昆布が見られずとも、ひっそりとした漁場で、海がオレンジ色に変わりゆく様を見られるので一見の価値ありです。

利尻島に来て、山とか海とか壮大な景色にもちろん感動するんですけれど、オレンジに染まる昆布とか漁船とか軽トラとか、そういう何気ない光景がじんわり染みます。ふだん、家が隙間なく並ぶよくある住宅地に住んでいると気づかない美しさなんでしょうね。

ちなみに、ここには亀がいます☟(日の入り前に撮影)

海からこっちを覗き込んでいるみたいに、頭をにょきっとさせた亀みたいな岩。え、違うものにも見える?

管理人は、旅先で地元の人の住む場所とか人気(ひとけ)の無い場所とかをアテもなくフラリと歩いて何かを見つけるのが好きなので、偶然見つけた味わいのある風景は心に刺さります。ミニ探検。冒険心です。ですので、この場所も人によっては「ただの漁場じゃん。だから何?」と何も感じないのかもしれません。ですが、冒険心と小さいものにいちいち興味が持てる方が、人生楽しみやすいと思うのですよ。

アクセス

鴛泊フェリーターミナルより徒歩約10分

※ここは「漁業関係者以外の車侵入禁止」と看板が立っているため、トンネルの向こうへは車ではいけません。徒歩や自転車で行き、ヒッソリ楽しんでください

最果ての集落 ポロフンベ

今回紹介する中で、管理人的いちばんのおすすめです

ポロフンベ地区。アイヌ語ですね。この響きだけで興味をそそられる地名。ここは、吉永小百合主演『北のカナリアたち』のロケ地になりました。

映画の冒頭、やましい(!)ことをして島にいられなくなった小百合様が寒空の下、離島から追われるシーンで登場します。「何があったのか?」と不穏さを漂わせる場面で、ボロボロの木造家屋が画面に映えていました。実際のポロフンベは、映画で見るよりも、さらにもの寂しい雰囲気で哀愁が漂いまくっていました。(住人には大変失礼ながら)北の島のわびしさを感じます。

草原の中にポツンとある集落です。左側はすぐ海。小型漁船が2隻停まっていました。

ポロフンベ地区は、建物が10軒にも満たない、小さな小さな限界集落です。西には海、東には草原。北の果て感がすごい。

崩れかかっている家が複数あり、たぶん実際に人が住んでいるのは2~3軒しかないんじゃないでしょうか。このときの唯一の人気(ひとけ)は、塗装が薄くなった家の前に座り込み、干した昆布を回収していたおばあさん。こんにちは、と挨拶します。あとは誰もいない。

ここポロフンベ集落は真西を向いているので、太陽が水平線に沈むのをじっくり堪能できます。そして鴛泊地区で見るよりも礼文島が大きく見えます。

▲2019/8月撮影。集落の古い家屋に夕日が差すのがノスタルジック。

▲右端が礼文島

集落の小さな船着き場から、日が沈むのをボーっと眺めていました。このときのBGMは♪『六番目の駅』です。千と千尋の神隠しに出てくる、千尋がカオナシと顔の無い乗客たちと海原列車に乗る、寂しくて幻想的なシーン。夕日を見るときはとことん己の世界に入り込む、ひとり旅女管理人。すると、前方に船が!

海面の光を横切る、豪華客船。絵になりすぎでしょ。西から来たので、たぶん世界一周の外国船なんじゃないでしょうか。礼文島を横切り、北海道の方へ向かいました。乗客にとっては絶好のサンセットクルーズ日和だったでしょう。豪華客船から楽しむ人、海岸からもの思いに耽るひとり旅女(わたし)、限界集落で昆布干しをしているおばあさん…、みんな同じ夕日を見ている不思議。

管理人は、そのおばあさんの家の前の海岸から夕日を見ていました。振り返ると、おばあさんの錆びた軽トラの窓が鏡になり、日の入り間近で真っ赤になった太陽が映りこんでいて、その太陽のあまりの神々しさに目を逸らしました。30年生きてきましたが、あれは人生の中でも指折りの美しい光景だったと思います。島の夕日と最果ての集落がわたしを感傷的にさせるよ…。

ポロフンベでは、夕日が沈んだ後のマジックアワーも見ていただきたいです。

▲車道から撮影。手前が草原、奥がポロフンベ集落

▲ポロフンベの住居のシルエットと礼文島

草原や住居が真っ黒になるも、空がピンクや紫のグラデーションで彩られていきます。そのコントラストが素敵。日が落ちると、向こうの礼文島にポツポツと明かりが灯り始め、幻想的な空間になります。

ちなみにこの近くには、大磯駐車公園があり、清潔なトイレがあるので安心です。

駐車場、駐輪場完備、洋式トイレがあるのが嬉しい。掃除も行き届いています。この辺り一帯は野塚(鴛泊方面)~沓形まで延びるサイクリングロードがあるため、ちゃんと整備されているのです。

アクセス

鴛泊または沓形フェリーターミナルより、それぞれ
車で約10分
徒歩で約1時間30分

※自転車がいちばんおすすめです!各宿でレンタサイクルのサービスをやっているか聞いてみましょう。野塚(鴛泊方面)~沓形まで、絶景ポイントをつなぐサイクリングロードを利用すると、ポロフンベに加えて海岸と草原の風景も楽しめます。

まとめ

以上、管理人がおすすめしたい夕日スポットの紹介でした。

ただ今回紹介した以外にも、夕日を綺麗に見られる場所はまだまだあると思います。大磯地区~沓形地区にかけては、島の西側にかけて海岸線沿いに集落があるので、車道からでも水平線に沈む夕日を眺めることができます。もっと静かな場所がよければ、大磯漁港、栄浜漁港などに降りてみるとより夕日を近くに楽しめると思います。

あなただけの島の夕日を楽しんでくださいね。

オワリ

ABOUT ME
こばと
こばと
ひとり旅歴15年超の30代シングル。国内が多め。 会社員人生を降り、短期の労働で旅資金を貯め、長期の旅行に出ています。旅行自体もひとりで行くが、人生の迷路をさまよい歩いている30代なので、人生自体がひとり旅だと思っている。 働くのが嫌い。旅先での自然さんぽと街歩きが好き。猫への愛がすごい。

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